ヤカの散録

忘れてしまうあの日のひだ

近況

そういえば、自己紹介のようなことをしていなかった。と気が付いたものの、する必要はあるのだろうか。

 

お粗末な導入で恐縮だが、何はともあれ、今回は私の近況について少し書いてみようかと思う。

 

私は現在、ミイさんと二人海の近くに暮らしている。ミイさんは、楽しいことが得意で可愛いものに真剣でとても愉快な、要するにヤカにとって最高の人だ。部屋を借りたのは昨年のうちだったが、年明けからようやく同じ家で寝て起きる暮らしがスタートした。ミイさんは新しい仕事を始め、私もこれまでより安定して仕事に取り組める環境が整った。最初こそ新たな生活リズムを掴むのに苦労したものの、以前の生活に比べて格段に穏やかな日々がここにはある。潮風の中、心凪ぐ毎日だ。

 

人間、日々の睡眠がどれだけ肝要か、一緒に暮らす者との会話がいかに大切か、この一か月で痛いほど感じている。平日も体力ゲージを緑まで回復させることが可能になった私たちは、明らかに前向きな言葉を交わす機会が増えた。場が柔らかくなって、笑顔も増えて、ふざけあうことも増えた。ミイさんの笑顔は太陽であるので、ミイさんが笑顔でいられるというのは非常に大切なことだ。太陽が毎日昇る生活というのは健やかなものである。ああ、引っ越してきてよかった。

 

さて、書いてみたはいいものの、どうやら自己紹介にはなっていないようだ。ええと、食べることが好きです。食わず嫌いしないのが長所で、短所は挙げたらきりがない、ので、やめよう。ここまででわかったのは、ミイさんとの日々をニコニコ積み重ねているのが、今の私ということだ。

 

強引に着地させたところで、それではまた。