ヤカの散録

忘れてしまうあの日のひだ

雑談

天井

今日は一日天井を見て過ごした。気が付くと部屋の中は暗く、立ち上がって磨り硝子越しの電気を一つだけつけた。浮かんでは消え浮かんでは消えする漫ろ言は私を養分に発生しているようで、知らぬ間に少しずつ食い物にされていた私は何だか疲れてしまった。

雨音

朝方目を覚ますと、ばらばら雨音が聞こえる。廊下に出ると空気はしっとりと冷たく、肌にひんやりと纏わり私をいつもより内向きにさせる。家で過ごす時間が増えた私は雨に濡れることは減ったが、雨音は少し苦手になってしまったように思う。

音楽

初めて買ったCDは、St.Petersburg Cello Ensemble『Polovtsian Dances - Russian Symphonic Cello』だった。中学時代、吹奏楽部でオーボエを担当していた私は、『韃靼人の踊り』のオーボエソロに強烈な憧れを抱いていた。

写真

昨日のことすら満足に思い出せない。忘れてしまうのはヒトの長所だけれど、忘れたくないこともたくさんある。だから、日々の彼是を写真に収めている。

珈琲

家でコーヒーを淹れるようになったのはいつだったろうか、と少し懐かしむ目をしてみる。みたのだが、実はまだ一年も経っていないらしい。それだけ、今や我が家の生活に馴染んでいるコーヒーである。

本棚

先月、天井まで届く大きな本棚を作った。いわゆるDIYは得意としないが好きではあって、ホームセンターでツーバイ材やら金具やらをわんさと注文したのだった。

近況

そういえば、自己紹介のようなことをしていなかった。と気が付いたものの、する必要はあるのだろうか。